ただ今仕込み中①

水耕栽培に移行済の果樹を水耕栽培装置とセットでご提供出来れば、より気軽に弊社技術をお試し頂けるのでは‥‥との希望的観測(?)から、「水耕栽培に投入する果樹苗を自前で増やしてみよう!」と思い立ちました!そういうことで、今回は水耕栽培の話題ではなく、その一段前の苗の「仕込み」の話です。
手軽に苗を増やすならまずは挿し木かな~と思い、水耕栽培と好相性且つ挿し木の容易な果樹として、今回はパッションフルーツとグミで挑戦しました。まあ容易に想像出来ることですが、挿し木に向く果樹は水耕栽培とも好相性なことが多いのです(意外なことにその逆は成り立たないことも多いです!)。
9月下旬に、傍若無人に繁茂したパッションフルーツの蔓を少々失敬して、ホームセンターで売っている挿し木・種まき用の土に挿しました(葉の形の異なる2品種を挿してます)。2週間ほど経ちましたが一本も枯れません!どうやらパッションフルーツの挿し木って物凄く簡単なようです。

パッションフルーツの挿し木

パッションフルーツの挿し木

ビックリグミの挿し木

ビックリグミの挿し木

西洋大実グミの挿し木

西洋大実グミの挿し木

同じ頃、グミの方も鉢植えの株から枝を数本失敬して、挿し木・種まき用の土に挿しました。こちらも挿し木で簡単に増やせそうなのですが、ちょっとした発見がありました。ビックリグミと西洋大実グミの2品種を挿したのですが、挿し木の難易度に差があるようです。ビックリグミの方は「ビックリ」するほど簡単!挿し穂が全部生き残っています。一方の西洋大実グミは挿し穂の半数が枯れました。何となくビックリグミの方が生命力ありそうです。

最後にどうでもいい話ですが、この「ビックリグミ」ってネーミングは何とかならないものでしょうか?園芸を知らない人には「グミの新製品が出たの?」と勘違いされそう!果樹のグミ(茱萸))とお菓子のグミ(gummies)が何とも紛らわしい!その上「果汁グミ」なる商品まであるし‥‥(これはちょっと八つ当たりか?)