技術紹介
アーバングリーンコンポジションは、独自の技術(特許第4643753号(培土支持型水耕装置)、特開2013-202009(水耕栽培装置:審査請求済)、他)により、 殆ど土を使わずに果樹などの樹木を栽培するプランター式の水耕栽培システムを開発致しました。
既に、マンションのベランダや屋上等で二年以上の栽培実証を積み上げており、多様な果樹で栽培及び収穫を確認しています。
弊社技術は培地を利用するタイプの水耕栽培技術です。
このタイプの栽培技術は、ハイドロカルチャーとして良く知られています。以下に、従来のハイドロカルチャーと弊社技術の違いを整理致しました。
開発技術のご紹介
- 特長
- 培地の水分管理に最適な機構・構造
(特許、ノウハウ等有) - たまり水をつくらない貯水構造
通常の土壌使用のプランターと同感覚で使用可
(ハイドロカルチャーの知識不要)
- 培地の水分管理に最適な機構・構造
- 欠点
- 装置が大きくなる
- 電源が必要(消費電力は僅かですが‥)
- 装置コストアップする
コストアップをどこまで
抑えられるかが鍵!
- 従来型ハイドロカルチャーの特徴
- 腐食防止剤入り専用液肥使用
(根腐れしやすいため) - 鉢の構造はシンプル
- 鉢全体を水分管理するのは無理
→ 生育可能な植物種が限られる
- 腐食防止剤入り専用液肥使用
機構的には、電動式の給排水機構付きハイドロカルチャーと言えますが、 この給排水機構が既存の装置と大きく異なっています。
以下に既存の給排水技術の特徴をまとめてみました。
既存給水技術との得失比較
- 水分が均一に行渡らない
(培地が土壌なら大丈夫だが‥) - 局部的に水分過剰になる
局部的な塩分濃縮による弊害あり
- 本提案技術に一番近い構造
- 水抜けが悪い
→水分過剰になりやすい
たまり水に対する配慮が不足
- 樹木栽培には不適
(腐食発生しやすい)
水分管理には、Ebb & Flow 給水が一番良さそうですが、それでも、プランター内から水が抜けきらず水分過剰な領域が出来てしまう等の問題が残ります。
こうした既存の給排水技術の足らないところを、複数台のポンプを間歇動作させることで補うのが弊社の給排水技術です。この弊社技術の製品化に向け、試作機にて動作検証及び栽培試験を重ねています。
弊社試作プランターシステム写真
(左より、制御ボックス、プランター本体、貯水タンク)
最後に、弊社技術によりこれまで栽培してきた実例を写真にてご紹介します。