こんなに違う!
冬の間はトピックに乏しいので、前回に続きホワイトサポテです。
地味ながらも今が盛り、小さな花が密集してゴチャゴチャ~と咲いています。なんてことのない花ですが、ちゃんと見ると結構違いがあるのが分かります。このハウスで栽培しているのは、クシオ、ライニキ、モルツビー、と品種の異なる3株ですが、クシオ、ライニキは子房が大きく花粉が少ないタイプ、モルツビーは子房が大きく花粉が多いタイプです。昨年末に咲き始めたのがライニキ!なるほど、「子房が大きい」ってこういうことか‥‥と思わず納得してしまう花姿です。それに比べずいぶん子房の小さいモルツビーの花ですが、それでも「子房が大きい」ってことになってます。ここにはありませんが、子房が小さく花粉が多いタイプというのも存在します。それってどんだけ「子房が小さい」のか、余計なお世話ながらちょっと心配になります。
沢山咲いた花の殆どは、咲き終わった端からバラバラと惜しげもなく落ちていきます。すっかり花の落ちた花房のあちらこちらに受粉に成功して生き残った幼果が見つかるようになるまで、あと1~2週間はかかりそうです。「花粉の多い」モルツビーの花から溢れ出した花粉がクシオとライニキの花に届くことへの期待もあって、狭い越冬用ハウスの中に、モルツビーを真ん中に、両側にクシオとライニキを枝が重なり合うほどギュウギュウ詰めで置いています。果たしてどんな結果になりますやら‥‥