間に合いました!

ホワイトサポテの花

ホワイトサポテの花

前回、「年末頃には咲きそうです」と書いたホワイトサポテですが、それから約一ヶ月、ずーっと蕾のままでヤキモキさせた末にようやく咲き始めました。1.8m×1.8mの小さなビニールハウスに、ホワイトサポテやインドナツメなど5本以上のトロピカルフルーツの水耕ポットをすし詰めにしているので、花を咲かすのも楽ではなかったみたいです。受粉を担ってくれる昆虫の姿も見えない中、果たしてちゃんと実を着けてくれるか心配しつつ見守っていきます。
このハウスがあるのは、東京といっても間近に山が迫る多摩の外れです。外気温を測ったところ、最低気温-8.0℃を記録した日がありました。ありったけの知恵を絞って防寒しているハウス内も夜間にジリジリ温度が下がり、日の出前の1時間ほどは氷点下になっています。あり合わせの市販の資材で出来ることは限られますが、何とかもう一工夫して、せめて0℃以上を維持出来るよう頑張ってみます!ホワイトサポテは比較的耐寒性がある方なので、何とかその程度の防寒でも実を成らせてくれるものと祈ってます!‥‥そう書いてしまうとすごく厳しい環境に感じるかもしれませんが、実はここ10年ほどの間にビックリするほど冬の平均気温は上がってます。10年前にハウス内で越冬に挑戦し始めた頃は、防寒策がヘボかったこともあり、ハウス内でも配管内がバリバリに凍結し、パイプが割れたりジョイントが外れたりと装置の稼働すら出来なかったのです。それが今では、ちょっと頑張ればトロピカルフルーツを越冬させることが出来る程度の冷え込みで済んでいます。この温暖化(灼熱化?)のスピードには、正直なところ恐ろしくなります。
でも、こうして温暖化した冬でも油断出来ないのが植物を相手にする難しさです。必ず何回かはある昔を思い出すような厳しい冷え込みで、寒さに弱い植物は間違いなく昇天します。そんな訳で、大きな出費をして滅多に出番の無い設備を備える気には到底ならないものの、いざという時にきっちり防寒出来るようにはしておかないといけない、という難問からは逃れることは出来ません(お金がないので方針は決まっているのですが‥‥)。

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