何者!
順調に育っているクチナシに思いがけない事件が起きました!ある朝、気が付けばあちこちの枝先が丸坊主になっています!「昨日の朝は何事もなかったのに‥‥」と訝りつつ犯人捜しをすると‥‥
小さな株のあちらこちらに「ミニモスラ」が出現しているではありませんか!調べてみると、オオスカシバの幼虫らしいです。小さいうちは見過ごしていたものが、急激に大きくなってはじめて見つかるので、まるで突然現れたように感じます。この勢いだと、放っておけば2~3日で丸坊主にされそうです。クチナシなんて元来が小さな木のはず!庭に植えられた株なんか、きっと随分つらい目に遭うんだろうな~ それとも、自然界ではこの幼虫達も片っ端からアシナガバチに狩られてしまい、意外とほどほどの被害で済んでいるのでしょうか?でも、さすがに効率が悪過ぎるのか7階まではアシナガバチも来てはくれないようです。オオスカシバがはるばる7階までやって来るのも、そうした事情を察してのことかな~と訝ってしまいます。気は進みませんが、アシナガバチの代わりに私がピンセットで狩をすることにしました。
全部駆除したつもりだったのですが、見落としがあったようです。翌日にはさらに巨大化した残党が出現!一晩で倍近いサイズに育っています。クチナシの方はもうあちこちの枝が丸坊主です。ここまで大きくなってしまったら、もう見落としようもありません。こちらが睨みつける中、向こうは開き直ったように悠然と葉をかじり続けています。でも、もうたかが2匹だけだし、せっかくここまで生きながらえた命なので最後まで見届けたくなりました。いずれ雲隠れしてこっそり蛹になるのでしょうが、それまでの残り数日で一体どこまで育っていくのか、見届けてやることにしました。
そして2日後、ほぼ枝だけになったクチナシの株から姿を消しました!