甘くない!
バラの水耕栽培第5報です!
自信がついたので、調子に乗ってさらに上級編に挑戦することにしました。今の時期はもう完売品種が多くて選択肢が多くありませんが、その中から栽培の難しそうな、ラベンダーレース(タイプ4)とミニチュアローズのテディベア(タイプ3)を選びました。
いつも通り、常識では「崩してはいけない!」という根鉢を崩して丹念に土を落とし、入念に水洗いして根を丸裸にしています。写真に見える長く伸びた根の大半は、実は毛玉状に固まった「根鉢」を丁寧にほぐして出て来たものです。つまり「根鉢」というのは、長く伸びた細い根が固く絡み合って出来ているのです。だから、根鉢の根の殆どは長く伸びた根の途中なので(決して先端ではない!)、迂闊に切ってはいけないし、傷つけることもご法度なんだと思います。この長~い根を礫状培地と一緒に小さな水耕ポットに押し込んで、水耕栽培のスタートです。
鼻唄混じりで何事もなく進んだ移植作業ですが、世の中、そんなに甘くはありませんでした!夏に水耕をスタートさせたアジュールとカンパネルラの時はそれほどダメージを受けずに移植出来たのですが、今回は散々な結果となりました。移植の翌日にはもう見るも無惨に萎れてしまいました!一月半前には何の問題もなく移植出来たのに、どうして今回はダメなの???
今考えると、夏になって株が急成長していたことが一番の原因かもしれません。伸びかけの若い芽が沢山着いた状態の株をそのまま移植してしまったので、一時的に根からの水分供給が追いつかなかったのです。そこに厳しい残暑が追い打ちをかけて、若い芽が一気に全滅してしまったように見えます。確かに前回の移植では、株に着いている芽は数個程度で、むしろ移植後に出て来た芽が育って大きくなっています。痛い失敗ですが、「時期が悪かったか~!」という反省と、「やはり移植時は水切れに注意して若芽を減らしておかないとダメだな~」という教訓を得ました。
「移植技術の確立」という面では、来シーズンに宿題を残す結果となってしまいましたが、それでもまだ株全体が枯死した訳ではありません。樹勢を立て直し元気に復活してくれるよう、世話をしていかなくてはなりません。何せ「上級編」へのチャレンジなんですから!諦めずに頑張るぞー!!!
オマケになりますが、5月に水耕をスタートさせたポムはすっかり「花盛り」状態です。こんな風になってくれるといいのですが‥‥